新品種!かおり野

浦河では夏秋採りイチゴの産地化に向けて頑張っていますが、浦河で唯一、冬春採り促成栽培をしているのは当農園だけなんです。ちょっと寂しいな…。
まぁ北海道の厳冬期、道内でも暖かい地域の浦河とはいえイチゴをつくるということは暖房機の灯油代などリスクを背負って栽培しなければならないのでなかなか生産者は増えないでしょうね…。これだけ灯油代が値上がりしては特にね…。
我が家では現在は「さがほのか」という品種を栽培していますが、通常栽培では品種特性で11月・12月・1月の収穫量は少なく2月〜7月に増加します。
メインの「すずあかね」は6月上旬から収穫が始まり12月中旬まで出荷。
そうすると6月・7月が両イチゴがブッキングして多忙…、そして11月・12月の両イチゴが暇〜、ってな感じになっているので自分としてはさがほのかを前倒しで出荷して6月くらいでやめることができたらBEST!な〜んて安易な発想…。でも、
何もやらないよりはチャレンジしてみよう♪と思い、来年・再来年の営農を見据えて今年はいくつか考えていることがあるので、チャレンジしてみようと思ってます。
まずはその1つ、新品種に挑戦!
さがほのかもここの地域に適した品種だとは思うんですけど、早期出荷には向かない品種なので新品種の「かおり野」に挑戦してみます。

この品種は極早生でさがほのかより早期出荷が可能というメリットの反面、さがほのかより果皮が弱いというデメリットもあるようなので、この地域に適しているか今年は試験栽培です。
11月からまとまった収穫量が見込めて、現在のさがほのかを上回り、6月からのすずあかねに繋げて1年中安定した収入が見込めるか…という試験及び調査です。